こんにちは
早いものでもう3月になり、また花粉の季節がやってきました。毎年しんどいですが、本日は年金の話を。
現在、年金の支給開始年齢は原則65歳ですが、もらい始めるタイミングは自信で60〜70歳の範囲で決め
られるようになっています。60歳受給なら本来の7割しかもらえず、70歳受給だと本来の42%増しにな
ります。仕組みとしては現役世代の保険料でまかなう、いわゆる「仕送り方式」というものです。
これに対して厚生労働省はこの繰り下げ受給の年齢上限をさらに75歳まで遅らせる事で、年金額は2倍に
なるというのが年金改革案で2〜3年後に導入されると報じられました。
年金2倍と聞くと得をするように思いがちですが、遅らせた場合、65歳からもらうのとどちらがという計
算も必要かと思います。計算してみますと90歳まで生きなければ65歳で受給開始した場合の年金額に届か
ない事がわかりました。
健康寿命という考えもありますので、年金においてはそれぞれで判断し、受給開始をよく検討する事が求め
られる時代になりそうです。
佐野