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  1. 会長武藤のマンスリーブログ
 

会長武藤のマンスリーブログ

8月に入り全国的に猛暑が続いています。くれぐれも熱中症にはお気をつけ下さい。

この瓦版8月号が届く頃はお盆だと思いますが、この異常気象も少し収まってくれればと願います。
かんかん照りの猛暑も困りますが、「線状降水帯」の発生による集中豪雨が全国各地で被害をもたらしているのも問題です。
「線状降水帯」とは最近になって良く耳にしますが、2014年の広島での豪雨災害から使われる事が多くなった名称です。
以下気象庁ホームページより抜粋
次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域を線状降水帯といいます

気象庁から警報を発令し注意を促しますが、先日の調査によると近畿の80%の自治体では警報発令に対して具体的な対策が行われていないとの事。
理由は精度が低く予想が非常に難しいことにある様です。
なので危険を感じたら自治体からの指示を待つだけではなく自身の身を守る様に備えておきたいものです。

以前にもお伝えしましたが最近の火災保険は水害や土砂災害にも対応していますのでしっかりと保険に加入していれば再建は可能です。
よく家が心配で離れられないとか、状況を見に戻った事で人的災害に広がるケースを耳にします。
そのための保険だと信じて身を守ってください。
また長期契約されている火災保険(特に借入の時に長期で加入した保険や共済)などは水害が補償されなかったり、補償額に上限があったりします。
あえて保険料節約のために水害不担保となっている場合もありますので、一度ご加入中の保険内容をご確認ください。

ただ思い入れのあるモノは金額には代えられないですよね。せめて2階に保管するなどして慌てない様にしていただきたいです。



※くすのき瓦版8月寄稿記事を再編集しています。


最近になって新型コロナの感染者が増加してきており、行動制限がない事もありさらなる感染拡大が懸念されますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
以前にもお伝えしましたがPCR検査で陽性判定から行動制限解除日まで自宅療養やホテル療養された場合も医療保険の入院給付金の請求対象となります。
しかしながら保険金請求に必要な保健所からの証明書が届くまで2、3ヶ月は要しておりました。
最近は厚生労働省のホームページから登録するとすぐに「(電子版)療養証明書」を発行(表示)できる様ですのでご利用されたらいかがでしょうか。
https://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000297719.html(京都市ホームページにリンクします)

話は変わりますが前号まで知床遊覧船の沈没事故を取り上げ、特に損害賠償の観点から寄稿しておりましたが、この1ヶ月ほとんど報道がありません。
皆さまの記憶も薄れてきてはいませんか。
悲しみを時が癒してくれるのは残された者には救いになりますが、事故の原因、責任の所在、きちんとした賠償、再発防止の手立てが完了しないまま皆の記憶から消えていくのは被害に遭われた方への報いにならない事を忘れてはなりません。

先日、4年前の広島での豪雨による土石流で奥様と2人の息子さんを亡くされたご主人の4年間を取り上げたTV番組がありました。
ご本人も足を切断された中で助かったワンちゃんと悲しみを乗り越えて生きてこられたのを見て、一瞬にして家族、生活が壊される不条理さと、それでも生きていかなくてはいけない現実を見て深く考えさせられました。
最近になって残されたアルバムのお子さんを見られるようになったと言うお言葉を聞いて大変切なくなりました。
多くの犠牲が出た西日本豪雨、その後に適切な治水対策は進んだのでしょうか。単なる過去の事に片づけられてはいないでしょうか。

※くすのき瓦版7月号寄稿記事を再編集しています

6月に入り梅雨入りし、鬱陶しい天気が続いております。

さて、今月は先月号に引き続き知床遊覧船の沈没事故を取り上げたいと思います。
事故から約2ヶ月が経とうとしていますが、船体は引き上げられたものの未だ14名の方が行方不明となっています。

現時点では新しい手がかりはないものの、事業会社のずさんな安全対策からしても業務上過失致死は免れないものと思われます。

そうなると遺族の方々への損害賠償が明確になりますが、前号でもお伝えした様に事業会社社長は加入している損害保険で全て賄えると過大解釈をしており、遺族側の意識と乖離するのではと懸念します。
とはいえ、事業会社にはさしたる資産も無く加入損害保険だけが頼りとなりそうです。

ただ慰謝料などの算出もいろんな基準があり、示談レベルで解決するのか法廷での争いの中で和解となるのか最終判決に至るのか全く見通せません。
遺族側が集団提訴する事も考えられますし、個別での話し合いはないのではとも思います。

また現在行方不明の方の損害賠償提起にはまだまだ時間を要します。
その間、特に生計維持者が亡くなられている場合は残されたご遺族の生活に影響しますので気になるところです。

今回の事故は乗船客には何の落ち度もなく、命を奪われた大変痛ましい事故です。
遺族の方の哀しみ、亡くなられた方の無念が消えるものではありませんし、これからも様々な障壁があると思われますが1日も早く損害賠償が行われる事を望みます。


※くすのき瓦版6月寄稿記事を再編集しています


今年のゴールデンウィークは3年ぶりに行動制限が無く、お出かけになられた方も多かったのではないでしょうか。

そうしたなかで北海道知床では観光船の沈没事故が起こり、5月11日時点でも12名の死亡、14名の方が行方不明となっています。
事故の原因は船の引き上げが完了していない事もありはっきりしていませんが、事業会社のずさんな管理体制が明らかになるにつれ憤りを感じざるを得ません。
事故に遭った利用客はそんな危険を孕んだ会社だとは知る由もないまま、あの冷たい海に飲み込まれたと思うと気の毒でなりません。

小職は保険業ですからどうしても賠償はどうなるかと言うことが気になります。未だ不明者がおられるのでもう少し様子を見てからと考えていましたが、すでに会社側からは遺族に対しての補償説明が行われたとの事。
事業会社は会社側の運営に過失があった場合に慰謝料や逸失利益、葬儀費用などを計算し1名につき最大1億円が定員65名を対象に支払われる船舶賠償責任保険に加入しているので、
今回の事故ではその全額65億円が支払われ、賠償のみならず多額の引き上げ費用も賄えるという認識を持っていたらしく(後に訂正されましたが)、ここにもずさんさが見て取れて果たして今後の補償問題が速やかに進むか心配でなりません。

運営会社自体には大した資産もないため、引き上げ費用は国の負担になるようで個人的には納得いかない部分もあります。しかしながらもし身内があの深海に眠ったままだと思うと、せめて1日も早く家族の元に返してあげたいと思うでしょう。
今回の事故はあってはならない事故とは言え、防ぐ事も十分出来たと思われるだけに残念でなりません。このように人生が暗転する様な事故は私どもの周りに潜んでいる危険性を再確認しました。
この事故については今後の進展を見て取り上げて行きたいと思います。

※くすのき瓦版5月号寄稿記事を再編集しています

この記事を寄稿している時点ではあちこちで桜が満開で心も晴れやかですが、花の命は短く瓦版が届いた頃には葉桜になっているかもしれませんね。
一方で遠くウクライナでは被害地域の惨状が明らかになるのを見せられ胸を痛めています。
1日も早く平和が訪れる事を祈るばかりです。

 

さて、今月は先月に続いて若い方が乗られる場合の自動車保険料の節約として「1日保険」を紹介します。
免許を取ったものの滅多に乗らないのに自動車保険の年齢条件を下げると大幅に保険料が上がってしまうので、乗る時だけ保険に入る方がお得では?というものです。

 

1日どころか何時間から加入でき、保険料も車両保険無しだと800円位から、車両をつけても1日2000円位で加入できます。
事前にスマホなどで個人情報を登録して、お車を利用する期間を決めて加入します。
時間が延長になった場合も対応できます。万が一、事故を起こしても元の保険の保険料には影響しないのも良いところです。

 

ただ、本人・配偶者の所有車、本人が役員を務める法人の所有車を利用する場合は加入できません。
また事前登録なので突然車に乗るときには不便かもしれません。

しかしながら自動車保険は25歳以下はとても保険料が高くなりますので、計画的な車の利用であれば検討に値すると思います。


ご加入中の自動車保険と同じ保険会社でも、違う保険会社でもお選びいただけます。
国内大手社は商品の設定がありますので、ホームページなどから調べてみてはいかがでしょうか。

 

※くすのき瓦版4月号寄稿記事を再編集しています


少しずつ春の訪れを感じる様になりましたが、先日は雨上がりに車を見たら黄砂がびっしりと。
仕方なくガソリンスタンドに洗車に行ったら洗車機に長蛇の列、参りました。

 

この季節、進学や就職で新たに免許を取得し、運転デビューをする方も多くなってきます。
そうなると自家用車に乗るために自動車保険の年齢条件変更依頼も多くなるのですが、ご承知の通り、自動車保険は若い方が乗れる様にするには多くの保険料を追加いただく必要があります。
保険金支払の確率が上がると言う理由とは言え、一般的には年齢条件を35歳以上から全年齢に変更した場合、保険料はほぼ倍額になります。
最近は軽自動車でも車両保険を付けたフルカバーだと20等級でも年間保険料が6万円位しますから10万円オーバーになるのも珍しくありません。
ちなみに21歳から25歳の方でも1、5倍くらいになってしまいます。ですから18歳で免許を取られた場合、18歳から20歳、21歳から25歳の最長8年間、高い保険料の期間となり家計を圧迫してしまう事になります。

 

では、どうしても保険料増は避けられないかと言うとそうではありません。
お子様が別居(住民票の移動は関係ありません)であれば年齢条件の変更は必要ありません(保険金請求時にはお子さんの別居を示すものを提出いただくことはあります)。
但し、同居の場合は必ず年齢変更は必要となりますので注意してください。
運転者限定が「本人限定」や「本人・配偶者限定」になっていたら限定を外すのも忘れずに。
この辺りは失敗が許されないので代理店の担当者に家族状況を伝えて保険の有効と節約を両立させてください。

 

次回は自動車保険のもう一つの保険料節約手段として俗に言う「1日保険」を解説します。


今月は自賠責保険と任意保険の違いについてお話しします。

 

日本では原動機付きの自転車(原付)や自動車(被牽引車も含む)を運行する場合には事故による被害者を救済できるように自賠責保険の加入が法律で義務付けられています。
別名「強制保険」とも呼ばれ、車検を受けるには証明書が必要となるので無保険になる事は少ないのですが、車検を受けていなかったり車検のない二輪車では自賠責保険が切れている事も考えられますので注意が必要です。

万一、保険が切れていると任意保険に加入していても自賠責保険の補償額分が支払われないので大変な事になります。
補償額は1名につき死亡・後遺障害の場合、最大3000万円。傷害(ケガ)の場合120万円です。

任意保険に加入していてもその金額内であれば自賠責保険からのみの支払いになる事もあり、保険を使用したとしても任意保険料の値上がりを免れる場合もあります。


では大きい事故でなければ任意保険は不要かというとそうでもありません。
自賠責保険は人身事故にのみ支払われるので物損事故には全く効力がありません。
また示談交渉や病院などへの医療費の支払いなどを代行する機能もありません。事故になった場合、当事者間で処理をする必要があり、専門知識がないと難しいと思われます。
支払いの条件も、休業損害や慰謝料の上限金額や認定をめぐり相手方との交渉が難航する恐れもあります。

 

一方で自賠責保険の特徴として、そもそもが被害者救済の観点から被害者の過失が大きくない場合は支払額が減額されない事があります。
また加害者が示談交渉に応じてくれない場合などは、被害者が直接自賠責保険側に請求できる制度もあります。
とは言え、被害者がそのように動かないといけない事をお勧め出来ることでは無いので、きちんと任意保険に加入して万が一の場合には保険会社に交渉を委ねるのが言わずもがなですが理想です。

 

交通事故は善良な市民が一瞬にして加害者、被害者に分かれる最大の民事事件と言っても過言ではありません。
お互いに不幸な事にならない様に自動車を運転する時は安全運転と保険加入の管理は怠らないでください。

 

※くすのき瓦版2月号寄稿時期を再編集しています


明けましておめでとうございます。
皆様、お正月はどのように過ごされましたか。
年末にかけて寒波が到来、全国各地で記録的な積雪を記録し交通マヒが起こり大変でした。
一方で元旦は快晴で初日の出も美しく、新型コロナ感染拡大を忘れるようなお天気で良い年になる兆しかなと思ったや否や、オミクロン株の急激な感染拡大でまたもや危機感が募る毎日が続いています。
また大阪ではクリニック放火殺人事件により多くの方の命が失われ、電車でも放火事件があったり暴走車による死亡事故など私たちの日常生活を脅かす事件が多く発生しています。


そうした多くの危険から皆様をお守りする保険の重要性は高まるばかりですが、保険には事故を防ぐ・減らすこと自体は残念ながらできません。
できるのは起こってしまった事故の後、少しでもその被害が小さくなるように、非日常から日常に戻すお手伝いしかできません。
被害にあった方々の悲しみにどれだけ寄り添えるかは保険金という名の金銭でしか表せず、それだけでは果たして望むべき解決になったのかというジレンマは保険業に携わる小職としては常に感じているところです。
しかしながら保険制度に代わる対処方法があるかというとこれも難しい課題です。
少なくともできる限りのこと、例えば取り巻く様々なリスクがあること、そして保険手配の重要性をお伝えし正しく保険にご加入いただくこと、事故発生の際は速やかな保険金支払いを通して少しでも安心していただけるように職務を努めて参りたいと改めて肝に銘じたお正月でした。


この瓦版においてもタイムリーな記事を心がけ、皆様にお役に立てる情報をこれからも発信して参ります。
今後もご愛読を宜しくお願い申し上げます。



※くすのき瓦版1月号寄稿記事を再編集しました。


早いもので今年も残すところ僅かとなりました。
新型コロナウイルスの感染状況も落ち着きを見せたと思いきや、新たにオミクロン株が発生し再び不安が広がっています。
大きな感染拡大が無く、穏やかに1年を締めくくりたいものです。

 

さて、2020年と2021年は大きな自然災害が少なく各大手損害保険会社は保険金支払いが少なかった事もあり大きな営業利益を出しています。
しかしながら過去の支払いの影響から火災保険は軒並み値上がりをしており、我々代理店の立場からするとお客様にご理解いただくのが忍びないところです。

 

保険金支払いと言えば弊社の取扱っている損保ジャパン社は顧客サービスの向上と経費節減の観点からAI(人工知能)を利用した保険金支払いをスタートさせます。
LINEのチャット機能を利用し、事故や怪我の状況を入力するとAIが自動的に質問を出し手続きを進めます。
これにより9,700人で対応し平均2週間かかっていた保険金支払手続きが最短30分で完結するそうです。
まずは年間50万件ほどの傷害保険からスタートし、2023年度には火災保険、自動車保険へと拡大する予定です。
余った人材はヒトでないと対応できない職務に当たらせるとの事です。

 

これから開発する商品はAIが応答する仕組みを取り入れる方針とのことです。
すでにアメリカではレモネード社がそのシステムを実現しており、国内損害保険会社も追随していくものと思われます。

 

個人的には迅速な保険金支払いは大歓迎ですが、全てがAIに従ってと言うのにはまだまだ違和感があります。
すでに代理店から保険会社への質問はAIを通して行うことが推奨されており、我々が多くの質問をすればするほど賢くなり対応の水準が上がるとの触れ込みですが、
イマイチ聞きたいことから外れる事もありイライラします。
なんてことを言ってること自体が時代遅れなんでしょうか?

 

最後は愚痴になってしまいましたが、今年も1年間ありがとうございました。
良い新年をお迎えください。そして来年もお付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。



※くすのき瓦版12月号寄稿記事を再編集しています。


秋も深まって朝晩寒くなって参りました。
新型コロナも感染者が激減し、この記事を寄稿している今も死亡者がゼロになったと報道されました。
観光地も賑わいを取り戻しつつあり、京都市内では観光バスを見ることが多くなりました。

 

車での移動も多くなる事から先月に続いて自動車保険を取り上げます。

最近、トヨタ自動車のコネクテッドシステム(車の様々な情報をセンターと相互に共有する)を利用した新しい保険が販売されています。
当初はトヨタのグループ企業のあいおいニッセイ同和損保だけの販売でしたが、東京海上日動、三井住友海上、損保ジャパンの大手損保全てに拡大されました(販売開始時期は各社異なります)。
トヨタ車のオプションとして専用のナビを装備し、その機器を通じて事故状況の分析を行い事故処理に利用でき、今までのドライバーの思い違い等を排除して合理的な事故解決を目指します。
他にも緊急車両の要請や盗難された際の追跡など、車を取り巻くリスクに幅広く対応するものとされています。

装備自体の維持費がコストとしてかかるのと、追加保険料は各社違いはありますが月額250円程度です。
また運転の履歴を数値化し一定以上の高スコアには保険料の割引もあり、日常からの安全運転を促します。
まだ装備できる車種が限られているのと高価なナビ機器のため搭載車両件数が限られているため全国でもコネクテッドカー専用保険の契約件数は8万件に過ぎませんが、今後は大手損保全ての参入から契約件数は増えていくものと予想されます。

 

アクセルとブレーキの踏み間違いや追突事故を防ぐ安全装備の充実、自動運転化による事故件数減と相まって自動車保険はこれからも様変わりしていくことでしょう。
事故被害者の減少を目指して自動車メーカーや保険会社にできることはまだまだ多くあると思います。



※くすのき瓦版11月号寄稿記事を再編集しています。

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