毎日暑い日が続きますがお元気でお過ごしでしょうか。
開催に反対意見も多かった東京オリンピックですが連日、日本選手のメダルラッシュで盛り上がりを見せている反面、新型コロナ(特にデルタ株)の感染者は過去最高を記録し、国民生活は一向に正常に戻らず複雑な心境です。
そうした中ですが今月も先月取り上げた台風を中心とした異常気象を取り上げたいと思います。
瓦版が発行されるお盆以降も今年は大変な猛暑が想定されます。
40℃に迫る危険な気温になる恐れもあります。理由はチベット付近と日本上空の2つの高気圧が合体し非常に強い高気圧に覆われるためだと言われています。
そして海面温度の上昇から勢力の衰えない大型の台風が上陸し各地に甚大な被害をもたらす危険も高まっています。
昨年、奇跡的に上陸を免れた9号10号台風は気象庁によると過去最高の死者を出した伊勢湾台風に匹敵していたと言われています。
台風ならずともベルギーや中国においても世界的に記録的な豪雨により多くの被害が出ています。
もともと日本は山間部も多く河川に沿った住宅と並んで土砂災害や河川の氾濫に脆く、災害抑止対策もそう簡単にいかず、対応が後手に回りがちです。
テレビで土砂や洪水にまみれた住宅の映像を見るたびに気の毒で胸が痛くなります。
泥水の被害の復旧は小職も経験があるのですが衛生的にも悪くとても気の滅入る作業となります。
やはり自然の前では人間は無力だと言うことに尽きるのでしょうが、しかしその自然を知らず知らずに壊していった私達が受ける報いなのかも知れません。
※この記事はくすのき瓦版8月号寄稿記事を再編集しています。