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2021年7月

台風シーズンも近づいてきたので異常気象も含めて取り上げようとしていた矢先に熱海での土石流災害が報じられた3日後に寄稿しています。
多くの方の安否が不明で心配です。ここまでの被害になったのは盛り土が影響している可能性もあり降り続いた雨ももちろんですが、安易な造成開発許可の影響も否めない状況です。

さて台風の話に戻ります。最近、台風の威力が大きくなったと感じる方は多いのではないでしょうか?
実際に1977年に日本に接近した台風は6個 、唯一上陸したものも九州を横切っただけでした。
歴代強風ランク10にひとつも入らなかったのが22年後の1999年には接近する台風が11個に増え2個が上陸しました。
その中で上陸した11号は強風ランクの10位に入り、保険金支払も当時で3100億円にものぼりました。
その19年後の2018年には威力はさらに大きくなり16個が接近し5個が上陸しました。
強風ランクには2位と8位が残りました。さらに最大風速が毎秒54メートルに及ぶものが7個上陸し21号台風では約1兆円の保険金支払いとなりました。
台風の威力が大きくなってきた理由は海水の温度が高くなっているからと言われています。水温が高くなると発生する水蒸気が多くなり台風が発生しやすくなりますが、逆に水温が下がるとエネルギーが削がれ日本に接近する頃には勢力が弱まっていたものがここ最近の日本周辺の水温が世界平均の2倍のペースで高くなっていて勢力が弱まらないまま上陸してくると見られています。
では昨年はなぜ台風の上陸はなかったのでしょうか?それは上陸するはずだった巨大台風10号を寸前に別で発生していた台風9号が日本周辺の海水温を下げ、勢力を弱めてくれたからと見られています。
もしそうなっていなかったらどうなっていたことでしょう。次号は引き続き自然災害を取り上げ今年の天候見通しを予想していきたいと思います。



※この記事はくすのき瓦版7月号寄稿記事を再編集しています。