先月はがんの早期発見方法として一滴の尿から線虫を利用する検査を紹介しました。
そして今回は、先日見学させていただいた京都府立医大病院の陽子線療法を紹介しようと思っておりました。
しかしながら、巷ではやはり新型コロナウイルスの話題で持ちきりです。
今や国民病とも言えるがんも怖いですし、この季節やはり思い出すのは東日本大震災に代表される自然災害などから我が身を守るには…と考えてまいりましたが、
「ウイルス感染」という目に見えず防ぐ手立てが見つからない等、侮れない脅威である事を痛感させられました。
しかもその感染範囲は世界中に広がり、経済界にも大打撃を与えております。
未だに発生の詳細も分からず、一説によると変異を経て2種類のウイルスが見つかったとか、生物化学兵器ではないかとの憶測も広がり、
感染者の実態数も定かでない状況では、終息の兆しが見えない中、皆様の不安も相当なものでしょう。
小職の家内はドラッグストアに勤めておりますが、パニックに陥ったお客さんがルール無視で我先にマスク、トイレットペーパー、消毒液を買い占める姿を見て、
人の見たくない部分を多く見たと嘆いておりました。
日本人は苦難においても助け合い、節度ある態度のある国民だと言われておりましたが、そうでも無い方がいるというのも事実です。
現状では多くの施設の閉鎖やイベントの中止がいつまで続くかわかりません。
小職の事務所のある京都四条もホテルはガラガラ、観光客も激減しています。
このような状況でも対応できる損害保険も少なく、企業経営においては相当深刻な状態です。
早く終息方向に向かうか、有効なワクチンが開発される事を期待しながら見守ることにしましょう。
(くすのき瓦版3月号寄稿記事を再編集しています)