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2023年1月

本年もどうぞよろしくお願いします。

お正月は心配されていた寒波も少し収まり晴天の日が続き、今年こそはとお出かけになられた方も多かったのではないでしょうか。
今年の干支は卯ですね。かく言う小職も年男でとうとう還暦となります。
保険業に携わり40年弱、思い返すと感慨もひとしおです。

かつては海上保険や火災保険から設立され、会社名にもその名残を残す損害保険会社ですが、高度成長期以降は名は体を表さず自動車保険の増加で成長してきました。
ただ、ご承知のように自動車販売台数が頭打ちになる中、若者のクルマ離れも相まって損害保険会社も成長に翳りが見え、変わる保険商品ではカバー出来ず決して成長産業とは言えなくなりました。
限られたパイを奪い合う椅子取りゲームになってきているようにも感じます。
火災保険も昨今の大規模自然災害発生に伴う支払保険金の増加により収支が悪化しており、度重なる保険料の値上げでは追いつかなくなっています。

そうした中、大手3社の一角のMS &AD社(三井住友海上、あいおいニッセイ同和社)が従業員の2割にあたる約7000人を削減すると発表しました。
MS &AD社の場合、人件費だけでも約200億円圧縮できるそうです。
こうした動きは今後は同業他社にも広がっていくと予想されます。

収益を確保しつつ保険料競争に打ち勝つ方針ですが、その方向がお客さまにとって良いことずくめなのか疑問も残ります。
企業としての雇用貢献の低下、お客さま対応サービスの低下、収益重視の商品開発化(既にその予兆は見えてきています)等、私ども代理店はあくまでもお客さま本位の方向性が失われないように監視していく事も必要になってくるものと思われます。

さて、次号は自動車保険からスタートして行きます。どうぞお付き合い下さい。



※くすのき瓦版1月号寄稿記事を再編集しています。