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2022年11月

11月に入り行楽日和となってまいりました.
小職も妻と娘の3人と犬2匹で宮津へグランピングに行って来ました。
ドーム型テントに宿泊しバーベキューを楽しみ、焚き火を眺めゆっくりと過ごせました。
ペットを飼ってる者にとってはとても有難い施設ですね。

さて今月は、先日栃木のホンダのディーラーがお客さんに納車1日前だった中古車を試験運転していたところ、信号無視の車に衝突され納車できなくなった事故を取り上げたいと思います。

450万円で商談決定していた車に対して、相手保険会社は180万円が時価相当として賠償提示したため争いになったとニュースで報道されました。
ディーラー側は不服として裁判に持ち込む姿勢でした。
ディーラーからすると売買契約が決まっていてお客さんに対して債務不履行になったのだから全額賠償は当然と考え、相手保険会社側は時価額を通称レッドブックと言われる中古車査定表に基づき提示した形です。
本来、自動車は経年により評価は下がり、裁判所も賠償は時価を以て足りるとの観点なので当初の保険会社の提示はオーソドックスではありますが、当該車両は中古車市場でも人気が高くプレミアが付いているもので、新車価格を超える値段が付いておりました。

他の販売事例や売買が決定していた事実から相当な歩み寄りはあるだろうと感じていましたが、結局ほぼディーラー側の主張が認められて裁判にもならず早期に示談解決したとの事。
意外にも早い幕引きは
①信号無視の100対0の事故だった
②全国的ニュースになり相手保険会社がイメージ悪化を懸念した
③納車1日前で各種書類が揃っていた
④他の販売事例から450万円と言う値段が付くのもあり得るとの見解
⑤全額賠償の条件に車を引き取り事故車の状態でも再販をかければいくらか保険金を回収できる
以上のような要件が影響したのではないかと考えます。
最近は一部車種で中古車の値段が高騰しており、今後もこうした賠償額を巡ったトラブルは続くと思われます。


※くすのき瓦版11月号寄稿記事を再編集しております