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2022年10月

ようやく秋の到来ですね。
新型コロナも予断は許せませんが少し下火になり旅行に出かけられる方も多いのではないでしょうか。

さて、今月は何を取り上げようかと考えていたところ大変ショッキングなニュースが飛び込んでまいりました。
テレビのCMでもお馴染みの全国展開する大手中古車販売店が組織ぐるみで保険金の不正請求を行っていたとの報道でした。
保険事故の車両修理代金を実際には修理していない費用や中古パーツを使用したのを新品とするなど不正に水増しし、保険会社から保険金を受け取っていた事が内部告発により明らかになったとの記事が金融雑誌でスクープされました。
しかもその販売店は保険会社より優良指定工場として修理を斡旋されており、保険会社にとってはいわば飼い犬に手を噛まれた様なもので、事実であれば到底許される事ではありません。

ところが事実を知った保険会社のSJ社は確かに複数の事例はあったものの、組織的なものではなく多くは現場での不手際や経験不足が原因であったと結論付け、金融庁に実態報告をし早急な幕引きを図ったとされています。
他の保険会社はその結果に疑問を抱き、さらなる調査を求めたところ、当該大手中古車販売店は再調査を求めた保険会社の自動車保険の販売や車検の際に必要な自賠責保険の扱いをさせるなという内部通達を出したとされています。

そうした一連の行為が明るみになって再度調査が行われており、保険会社も修理の斡旋をストップするなどの対応を行なっている様ですが、監督官庁である金融庁もこの事態を重く受け止めており再調査の報告を厳しく求めているとの事です。
本来、適正な修理を行なってもらうためにパートナーシップを組んでいるはずの制度であるにもかかわらずこの様な不正が行われ、保険会社は代理店として保険を販売してもらっているからとの理由から事実確認に於いて忖度しているとするなら、これほど一般契約者や専業代理店を裏切っているのは同罪ではなかろうかと強い憤りを感じています。

※くすのき瓦版10月号寄稿記事を再編集しています。