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2019年5月


武藤です。元号が令和になり、大型連休の最終日にこの記事を書いています。皆様はどんな連休をお過ごしになりましたか。

お出掛けされた方も多かったと思いますが、各地では交通事故も多かった様で幼いお子さんが亡くなられたニュースもありました。

交通事故は一瞬にして幸せな家庭を壊し、加害者、被害者として共に辛い思いを生じさせます。その中で考えさせられるのが池袋での高齢者による暴走事故です。最愛の奥様とお嬢さんを失ったご主人の会見は見ていてたまらない思いになられた方も多いのではないでしょうか?

加害者の運転者は立派な経歴を持つ87歳の男性ですが、その名声も一瞬にして失うことになりました。原因はまだ正式には明らかになっていませんが、おそらくペダルの踏み間違いではないかと言うのが有力です。一説には運転をやめようとした事があった中で、利便性を重視して運転を続けたのが残念でなりません。

確かに毎日の生活において車があるのは便利かも知れませんし、特に田舎では尚更の事でしょう。しかし高齢者の運転ミスによる事故がこれだけ多発する以上、反論を恐れず申し上げるなら、やはり免許の年齢制限を設けたり、周りの家族の説得や責任を厳しくしてもいいのではないかと思うのです。

インターネット上ではとんでもない運転の動画が多くアップされています。車は高齢者にとってはとても便利である一方、判断力や、動体視力の衰えを考えると最もふさわしくない乗り物かもしれません。

確かにそれぞれには様々な事情があるのは承知しています。もしかすると読者の多くの方を敵に回す様な記事に捉えられるかも知れません。ただ長年保険関係に携わり、得た経験では、重大な事故を起こした加害者は相当辛い思いをされます。小職としてはそういった思いを少しでもして頂きたくないと切に願います。

ちなみに小職は56歳になりましたが仮にこれと言った体の不具合が生じなくても75歳をもって免許を返納しようと思っています。
(
くすのき瓦版5月号寄稿記事を再編集しています)