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2023年8月

猛暑日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

ここ数日、ビッグモーター社の数々の不正事件で持ちきりです。
このブログでも昨年の10月号で取り上げ(その時点では社名は伏せていましたが)、事実であるならば非常に許し難いといった記事を書きました。
ご興味のある方は是非、読み返してみて下さい。

さて、報道では車の買取・販売・整備に関する不正、街路樹の無断伐採、パワハラと違法行為のオンパレードですが、小職は保険代理店ですからやはり1番許せないのが保険事故の修理代金の水増し請求です。
本来ならそのような行為は保険会社の査定チェックにより排除できるはずなのですが、大型保険代理店である優越的立場を利用し保険会社にある意味黙認させていたものです。
しかもその不正行為が内部告発により明るみになった際に、幹事会社の損保ジャパンが保険販売のシェアを拡大するため虚偽の調査報告をした疑いが持たれています。
弊社も損保ジャパンの代理店ですから、怒りはひとしおです。
では、報道はあくまでも疑いで、損保ジャパン社の社長の「不正を気づく事が出来なかった。あくまでも不正請求された保険金は損害賠償請求する。」とのコメントは本当でしょうか?
ハッキリ申し上げて、嘘ですね。知っていて止められないどころか自社の利益に誘導していたと思います。
ビッグモーター社からの修理見積もりはノーチェックだったと思われます。

自賠責保険、任意保険の獲得シェアの競争は現場レベルでは熾烈ですし、相手はそこへ付け込んで様々な無理難題、要求をしてくる土壌があります。
良心的な修理工場や中古車販売店、保険代理店なら、多くの方がその事実を知っていますし、苦渋を舐めてきた事もあったと思います。
元来、公正を無くすと保険制度自体が成り立ちません。
まだまだ広がりを見せ今後も新しい動きが見られると思いますが、金融庁も名指しで損保ジャパン社に対し疑念を持っていますので、ただでは済まないでしょう。
この一連の事態は非常に大きく大事な事なので次号にも取り上げて参ります。

※くすのき瓦版8月号寄稿記事を再編集しています。