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お住まいの地震対策は大丈夫?

2016/10/21

まずは住宅の耐震診断 家具・棚の転倒防止も

  熊本地方を中心に甚大な被害をもたらした「平成28年熊本地震」で、犠牲となった方の死因の多くは家屋などの倒壊によるものでした。内陸の直下で起きる地震の怖さを改めて感じた方も多いはずです。

  大地震による被害を最小限に食い止めるための方法のひとつとして、住宅の耐震化があります。耐震化するには、まず耐震性能を評価してもらい、耐震改修が必要かどうかの判断(耐震診断)をし、耐震性が不足していると判定されたら耐震改修工事となります。政府や地方公共団体では、耐震診断や耐震改修に関する費用負担を軽くするための支援制度を設けています。ぜひ活用してください。

  同時に、家のなかの安全対策も重要となります。大地震が発生したときには「家具は必ず倒れるもの」と考えて、対策を講じる必要があります。寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置かないようにし、置く場合でもなるべく背の低いものにし、万一、家具が倒れたとしても、出入り口をふさいだりしないよう、向きや配置も工夫してください。

  また、次の対策も効果的です。ぜひ実践しましょう。

 

【タンス・食器棚】L字金具やワイヤーなどで壁に固定する。上下に分かれている家具は連結しておく。引き出しや観音開きの扉にはストッパーなどを取り付け、中身が飛び出さないようにする。

【書棚】L字金具やワイヤーなどで壁に固定し、重い本は下の段に。棚の端の硬い部分にひもやベルトなどを取り付けて、本が飛び出さないようにしておく。

【テレビ】粘着マットを敷いて転倒を防ぐとともに、機器の裏側をワイヤーなどで壁やテレビボードに固定する。

【窓ガラス】強化ガラスに替えたり、飛散防止フィルムを貼ったりする。